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2025/04/16

 16日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比347円安の3万3920円だった。前日の米株反落と若干の円高進行で様子見気分が朝から広がった。米政府がエヌビディアの中国向け半導体輸出を規制することや、オランダ半導体大手の決算悪で日本の半導体関連株が下げたことも響いた様子。一方、全体としては売り物がほぼ出尽くしており先週のように急落するような動きはない。中国の1−3月GDPが事前予想を上回ったことで過度な景気下振れ懸念も後退している。

 昨日の米国市場は行き過ぎた関税懸念を修正する買い戻しが一巡してダウ平均は3日ぶりに反落した。ダウ平均は前日までの2日間で900ドルほど上昇。一定の買い戻しが入ったことで様子見気分が広がった。トランプ関税政策が二転三転して株価に織り込みにくくなっていることも投資家の動きを止めている。そもそも米国の製造業や小売り業が世界のグローバルサプライチェーンとどう絡み合っているかが政権に理解されておらず、政策と市場の混乱はもう少し続きそうな雰囲気だ。

 さて、東京市場は本日もトランプ関税で細かい好悪材料にあいながらも基本的には戻り一服となる動きとなった。場当たり的な米国の関税策に対し中国は理にかなった対応を取り続けており、いずれ米国が妥協し始めるとの観測がじわりと広がっている様子。それが徐々に安定につながって行くのだろう。日米で長期金利が落ち着きを取り戻したことも目先の安心材料となっている。