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2025/05/08

 8日の市場は日経平均が反発。終値は前日比148円高の3万6928円だった。昨日の米国株は上げたものの好反応を示したのは開始数分だけ(約180円高)で、買い一巡後はマイナス圏へと落ち戻りの鈍さを見せてしまった。上値は心理的な節目の3万7000円や75日移動平均線(3万7109円)が控え慎重になっている様子がうかがえる。一方、押し目には徐々に買いが入り中頃以降は再びプラス圏を回復。終盤も堅調に推移し需給の安定ぶりを印象付けている。

 昨日の米国市場は米中貿易摩擦の緊張緩和期待からダウ平均は3日ぶりに反発し4万1000ドル台に乗せてきた。この日は米財務長官が中国と貿易問題に関して協議すると発表。過度な貿易摩擦への懸念が後退し全般的に買いが広がった。一方、FOMC後の議長声明で米経済の不確実性が高まっていると発言したことが上値を抑えやや伸び悩み。ダウ平均はかなり回復した水準にあるため積極的な買いが続くにはトランプ大統領の関税軽減発言などが必要だろう。

 さて、東京市場は目先は良い水準まで戻してきたようで、外部環境が良好だったにもかかわらず少し伸び悩む1日となった。逆トランプ関税相場が一巡し、これからは具体的に関税がいくら緩和されるかがポイントとなってくる。関税がゼロになることはないが、特に日本や中国の関税がどう下がるかが上値を決める最大の要素と言っていいだろう。答えが出るにはまだ1カ月近くはかかるかもしれない。