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2025/07/10

 10日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比174円安の3万9646円だった。昨日の米国市場は上昇したものの、一時1ドル=145円台に入った円高が響き日経平均はマイナスのスタート。4万円という心理的なカベに対する意識も強いようだ。本日はETF(上場投信)の分配金捻出に関係する株式換金売りの日とされている。大引けに出る売却額は不明だが、ザラバでは先物でヘッジをかける動きがあり先行して織り込んだ模様。終盤は下げ幅を縮めて取引を終えた。

 昨日の米国市場は業績好調な半導体関連がけん引する形でダウ平均は3日ぶりに反発した。この日はAI半導体の成長が続くとの見方から筆頭株であるエヌビディアが上昇。最高値を更新した。長期金利の低下も追い風となって半導体などハイテク株買いが進み全体をリード。ダウ平均の上げ幅は一時300ドルを超える場面もあった。トランプ政権の強気の関税策は相変わらずで悩ましい面もあるが、市場は半導体を主に関税離れを進めつつある。

 さて、東京市場は米ナスダック指数が3日ぶりに最高値を更新する追い風が吹きながらも、円高や国内投信のカレンダー的な需給要因によって押される展開となった。4万円というカベを前にトランプ関税という圧迫要因も加わりある程度の休みは仕方のないところ。本日も日足陰線を引いてやや停滞感は出ているが、この高値圏で下値が一貫して保たれているのは強さの表れともいえよう。