2025/07/14
週明けの市場は日経平均が3日続落。終値は前週末比110円安の3万9459円だった。トランプ政権がカナダの35%に続き、メキシコや欧州にも30%の関税を適用すると一方的に通知したことが心理的に影響した。ただ、前場に一時280円安と売り込んだ後は徐々に水準を回復し悪材料の織り込みはほぼ完了へ。事前に長い時間をかけて織り込んできたことでもあり、多少は期待を裏切られる数字であっても基調を転換させるほどではなかったようだ。前週末の米国市場は米国によるカナダへの関税強化を嫌気してダウ平均は3日ぶりに反落した。この日はトランプ大統領がカナダに対して35%の関税を来月から適用するとSNSで発信したことが売り材料となった。また、欧州にも30%の関税を課す考えを示したこともマイナス視され売りが広がってしまった。こうした関税強化が米国のインフレ促進を想起させ長期金利も上昇している。もっとも、株式を買う意欲は根強く最高値にあったナスダック指数の下げは限定的だった。
さて、東京市場はトランプ関税を一時織り込む形で下げはしたが、売り物がさほどでもなく中頃以降は下げ幅を縮小する展開となった。日経平均の下値には25日移動平均線(3万9147円)が上向きで接近しつつありサポートされやすくなっている。知れた材料ならこれ以上売り込む余地もかなり限られてきた印象だ。1ドル=147円台の円安も支援要因となっている。