2025/08/05
5日の市場は日経平均が3日ぶりに反発。終値は前日比258円高の4万549円だった。昨日の米株反発や米利下げ期待から日本でも買い戻しが先行。中頃には350円を超える上げ幅を示現した。買い戻し一巡後は方向感を失い日経平均は4万500円台で横ばいで推移。ただ、米雇用統計ショックは早々に吸収した感がありしばらくは利下げ期待で相場も支えられるだろう。景気指標が悪ければ0.5%利下げ期待も出てきて相場をサポートしそうだ。昨日の米国市場は9月の利下げ期待からダウ平均は6日ぶりに大幅反発した。先週末の雇用統計の悪化を受けてかえって利下げへの期待が膨らみ株式市場は当日になって上昇へ。直近5日間で1300ドルも下げていた反動も大きかったようだ。市場では9月のFOMCで0.25%の利下げを実施するとの見方が大半を占めるようになっている。金利に敏感なハイテク株も買われナスダック指数は2%近い反発へ。目先底打ちを示すような反発となっている。
さて、東京市場は外部環境の落ち着きから反発に転じたが、もう少し日経平均は戻しても良かったのではないかとも思われる。下値25日移動平均線(4万217円)からの反発でチャートのセオリー通りではあるが、昨日の下げ幅の半値戻し程度ではまだ力強さは感じられない。外部(米国)頼みばかりでは本当の強さを取り戻したとはいえないところがある。