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2025/08/12

 12日の市場は日経平均が大幅に5日続伸。終値は前週末比897円高の4万2718円で一気に昨年7月の最高値を更新した。連休中の米国株がトータルで堅調だったことや円安進行という追い風もあって大きく買いが先行。自民党の総裁選が早ければ9月に行われる見通しとなったことも政局不透明感の後退につながったようだ。米大統領が対中関税を再度延期するとしたこともプラスに。出遅れ感のあった日本株に外国人からと見られる買いが入り相場を一気に急伸させている。

 昨日の米国市場はトランプ大統領の関税政策の不透明感などからダウ平均は反落した。もともと米国株は高値圏にあって材料不在となったこの日は小口の利益確定売りが出やすかった面もある。同大統領はこの日、中国との関税緩和措置を90日間延長すると発表したが、一方で対中半導体輸出に15%の関税のようなものをかけるとも触れておりちぐはぐな内容。消化難で小口売りが広がった。しかし、ナスダック指数やS&P500種指数の下げは限定的で基調は依然として万全だ。

 さて、東京市場は日経平均が上げを加速する展開となり約1年ぶりの最高値更新へ。他の主要指数がすでに高値を更新していたため当然の流れではあるが、これで8月相場は4万3000円台乗せも視野に入ってきただろう。PER面では17倍近くでちょっと割高ではあるが、海外株との比較で十分に出遅れており、比較優位でまだ買われる余地がありそうだ。今週の主なスケジュールは12日(火)米7月の消費者物価指数、15日(金)米7月の小売売上高、米7月の鉱工業生産指数となっている。