2025/09/26
26日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比399円安の4万5354円だった。前日の米国株は続落するなど最近にしては珍しく騰勢を欠いている状態。一部で米連続利下げ期待が少し後退している点が嫌気されているようだ。国内では最近の上げ相場のけん引役でもあったソフトバンクが朝高後に反落しており、象徴銘柄の動きが日経平均を左右した面もある。一方、本日は9月中間決算などの配当権利取り最終日。需要は堅く指数としてトピックスはザラバ最高値更新へ。昨日の米国市場はダウ平均が3日続落した。この日発表された週間の新規失業保険申請件数が事前予想より増えず懸念された労働市場の軟化がストップ。また、4−6月GDP改定値が上方修正されたこともあり、米景気が想定以上に強いことも確認された。これにより市場が期待する年内の連続利下げが止まるのではという疑念が生じ売りが薄く広く出てしまったようだ。もともとFRB議長は利下げに慎重だったため、市場も冷静に買う姿勢を取り戻しつつある様子。
さて、東京市場は半導体・ハイテク株中心に売られて日経平均は反落へ。一方、プライム市場に上場している銘柄の2/3は値上りしており、内容的にはトピックスが示すような上昇基調が維持されている。個人などの配当取りの動きも活発で投資意欲はこの高値圏においても衰える様子はない。来週は配当落ち分(約300円)を埋めて日経平均が4万6000円の大台を捉えるかが注目ポイントだろう。