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2025/10/01

 10月最初の取引となる本日の市場は日経平均が4日続落。終値は前日比381円安の4万4550円だった。前日の米国株は上昇したものの、この日は機関投資家による期初の益出し売りが出ているようで売り先行のスタート。寄り前に発表された日銀短観(大企業製造業DI)は2四半期連続で改善したが材料とはならなかった。むしろ日銀の利上げが現実味を帯びてきたとの受け止め方があり、幅広い銘柄が売られるなど、トピックスは日経平均以上に売られてしまった。

 昨日の米国市場は薬品株に買いが入りダウ平均は3日続伸。約1週間ぶりに最高値を更新した。この日はトランプ大統領が製薬大手ファイザーに対し当面は輸入関税の対象外とすると発表。同社が米国内の投資を約束したことで優遇されたが、他の製薬会社にも同様の連想が働き薬品株全体が上昇した。一方、米国では10月以降の歳出に必要な「つなぎ予算」の成立にめどが立っていない。高値警戒感もあって上値は伸びを欠いたまま取引を終えている。

 さて、東京市場は引き続き利益確定売りが優勢のまま下半期相場を迎えている。歴史的な高値圏にあり期末・期初には特有の売りが出ているようだが、国内では日銀の利上げを織り込む動きも表れている様子。取引時間中に米政府機関が「つなぎ予算」不成立により一部閉鎖されることが伝わったが、前場までの下げで概ね織り込んでおり、そこまで荒れる動きは見られなかった。