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2025/11/05

 5日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前日比1284円安の5万121円だった。前日の米ハイテク株安を受けて半導体株を中心に大きく売りが先行するスタート。相場の柱のひとつであるAI関連株の割高感が意識されたことで、これまでのような勢いに変化が出てくることは避けられそうにない。指数としても日経平均の下げが目立つ展開となっている。もっとも、ここまでの上げ方が異常である程度の調整は歓迎との声も。目先は短期的な調整で熱を冷ます動きとなりそうだ。

 昨日の米国市場はハイテク株中心に売りが出てダウ平均は続落した。大手金融機関トップが相次ぎ株式市場の過熱感と先行きの調整を示唆したことや、人気のAI関連株の一角が好決算にもかかわらず下げに転じたことで幅広く売られる展開となった。空売りで知られる著名投資家がエヌビディアのプットオプションを購入していたことも心理的に影響したようだ。冷静に見ればバリュエーション面でハイテク株は割高な面があり、目先筋の売りが出ても不思議ではない状況といえよう。

 さて、東京市場は久々に調整らしい調整となっている。ここまでのかなりの上げ方を考えると、いったん調整に入ればチャート上では下値25日移動平均線辺りまで押すこともあり得るだろう。材料としても良い部分はある程度先行して織り込んでいるため、先の最高値(5万2636円)はしばらく抜けない高値となった可能性がある。当面は上下に振れやすい不安定な相場となりそうだ。