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2022/02/01

 2月最初の取引となる本日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比76円高の2万7078円だった。前日の米株高を受けて買い先行のスタート。その後も目先底打ちという安心感から買いが入り上げ幅を400円以上に拡大させた。米国で半導体やハイテク株が軒並み高となったことが安心感を誘ったようだ。一方、3日間で1400円も戻した過熱感が意識されて中頃から急速に伸び悩み。短期のリバウンド相場は数字的(高値2万7410円)には良いところまで達したようだ。

 昨日の米国市場は目先の底打ち感が広がりダウ平均は大幅続伸した。朝方はFRBの利上げへの警戒感が残りマイナスのスタートとなったが、売り一巡後は値頃感の買いと、下値が浅いと見た売り方の買い戻しが急ピッチに入り、大幅高へと進展していった。特に売られ過ぎていたハイテク株の上げが顕著でナスダック指数は3%超の急上昇。各主要指数は軒並み底打ち感を強め、目先的に利上げの売りを吸収したようである。

 さて、東京市場は米国株の急騰に刺激されてこの日も続伸。より底打ち感を強めている。米国の利上げペースへの警戒感は残るが、年3回程度までの利上げは織り込んできた感がある。日経平均は心理的な節目でもある2万7500円に接近したことで戻りも一服。売り方の買い戻し以外の買いがあまり期待できず、2月相場は上値2万7500円、下値2万6500円程度のレンジとなりそうだ。