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2022/02/09

 9日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比295円高の2万7579円で、先月24日以来の高値となった。前日の米株高を受けて序盤から買いが先行。日経平均は前場に250円高まで買われる場面があった。買い一巡後は模様眺めとなったが、後場からは再び買い進まれて350円高近くまで値幅を拡大。好調な決算を発表する銘柄が多く広範囲に買いが入り相場を支えている。ケイ線的には上値に25日移動平均線(2万7691円)が接近中で、目先はここが意識されそうである。

 昨日の米国市場は一部主力株の好決算を受けてダウ平均は大幅続伸した。この日好決算を発表したバイオ製薬のアムジェンが大幅高となりでダウ平均を1社で110ドルも押し上げた。また、長期金利が1.97%と2年3カ月ぶりの高水準を付けて、利ザヤ拡大期待から金融株が軒並み高。金利上昇を跳ね返してナスダック指数なども上昇している。米国では新型コロナの新規感染者数が減少を続けていることもプラスに働いているようだ。

 さて、東京市場は米株高に支えられて日経平均が続伸する1日に。円相場も1ドル=115円台と安値安定の動きにあり外部指標は申し分ない。また、国内の10−12月決算が良好でなおかつ割安感も働き薄く広く買いが入りやすくなっている。東証1部の出来高は15億株まで増加。決算を受けて一部実需筋の買いが入っている様子をうかがわせる。