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2022/02/21

 週明けの市場は日経平均が3日続落。終値は前週末比211円安の2万6910円で、今月15日以来の安値となった。一時は570円安となる場面まであった。前週末の米国株が安く終えたため売り先行の展開に。冬季五輪の終わった今週はロシアの軍事行動が活発化しやすいとの観測もありいよいよ正念場の週といった感がある。ロシアの軍事演習が延長されたとの報道も本日の売り要因のひとつに。日経平均は2万7000円台を割り込んで2番底模索の状態にある。

 前週末の米国市場はウクライナ情勢を警戒してダウ平均は3日続落した。株価水準は2カ月半ぶりの安値。ロシアがこの日、プーチン大統領が指揮する軍事演習を19日に実施すると発表し、ロシアによるウクライナ侵攻への警戒感が一段と高まった。週明けの米国市場は休場(3連休)で動きが取りにくくなることも手じまい売りを急がせた様子。なかなか収まらないインフレも相場の重しとなっており、今週も重苦しい展開となりそうだ。

 さて、東京市場は本日もウクライナ情勢の緊迫化に押される神経質な展開に。情勢が読み切れず買い方も動きが取れない状況にある。一方、これをある程度織り込んでもいるわけで売り方も一定水準からは慎重になっている様子。本日はザラバ中に米ロの首脳会談が今週に行われると報じられ、売り方は一定の買い戻しを迫られていた。ウクライナ情勢は今週が一番のヤマ場となりそうだ。