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2022/06/21

 21日の市場は日経平均が3日ぶりに大幅反発。終値は前日比475円高の2万6246円だった。昨日の米国市場は休場。代わって注目された欧州市場はこのところ売られていた反動から総じて反発し、あくまでも目先的ではあるが利上げをいったん消化する動きとなっている。東京市場はその流れを汲んで朝から買い先行の展開。夜間取引の日経平均先物が200円近く上昇していたこともあって当然の動きとなった。直近の空売り比率の高さもあって売り方の買い戻しも加速。14時過ぎには650円近い上げ幅まで演じている。

 昨日のザラバ安値が2万5500円と心理的な節目近くまで達していたので、目先は小さいながらもそこがひとつの下値ポイントとなってこよう。一方、ケイ線的には6月16日〜17日に空けた「窓」のゾーン(2万6100〜2万6300円)が短期的な上値の抵抗帯に。2万6000円台を回復して最初の関門となり、本日はさっそくそこで終値が止まっている。最近は円安への反応が利上げ懸念で消されていたが、市場が落ち着けば1ドル=135円を超えて進む円安は再び買い材料視されるはず。この場合は日経平均の戻りにもう少し弾みがつき、2万6500円を超えて、75日移動平均線のある2万6832円辺りまで行くことも十分に考えられよう。