トップページへ戻る

バックナンバー

2022/07/04

 週明けの市場は日経平均が4日ぶりに反発。終値は前週末比218円高の2万6153円だった。米国株の反発を受けて開始早々に300円を超える上げとなった。買い一巡後はさえない米経済指標を気にしていったんは前週末終値近辺まで値を落とす場面も。それでも直近3日間で日経平均は1100円以上も下げており、下値では買い戻しが入りやすくなっていたようだ。やや不安定な値動きながらも結果的には200円を超える反発を見せている。

 前週末の米国市場は長期金利の低下が好感されてダウ平均は大幅反発した。この日序盤は6月のISM製造業景況感指数が約2年ぶりの水準に低下したことを嫌気して300ドル近く下げる場面があったが、長期金利が1カ月ぶり水準まで低下したことが支えとなって後半に巻き返し、反対に300ドルを超える上げで終えている。金利に敏感なハイテク株が特に買われナスダック指数は5日ぶりの反発となった。4日は独立記念日で休場となるため売り方の買い戻しも多かった模様。

 さて、東京市場は米株高をきっかけに日経平均がようやくリバウンドに入る展開。円安トレンドに一服の兆しはあるが、とりあえず短期的に売られた反動の方が優先されたようである。下値2万6000円辺りでの抵抗力を見せたことで当面はここを守るような動きとなるだろう。チャート面では先週末の日足大陰線実体の範囲(2万5935円〜2万6460円)で数日はもみ合いそうである。