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2022/07/13

 13日の市場は日経平均が反発。終値は前日比142円高の2万6478円だった。前日の米国株は安かったものの、昨日にそれを先取りして下げていたため買い戻しが先行した。日経平均は10時過ぎに200円高まで買い戻された後は材料不在とあって方向感なく推移。注目の米国の消費者物価指数(今晩発表)への警戒感や、中国、国内の新型コロナ感染者増加が重荷となって、2万6500円を超えたところで上げ止まっている。

 昨日の米国市場は消費者物価指数に対する警戒感からダウ平均は3日続落した。この日は景気敏感株中心に底堅く推移していたが、13日発表の6月の消費者物価指数への警戒感がにわかに湧いて、取引終盤にかけてマイナス圏へと落ちてしまった。一時は300ドル近く下げるなど短期間に荒れた値動きとなっている。中国の新型コロナの感染再拡大や、ロシアの締め付けによる欧州のエネルギー不安も気がかり要因となった模様。

 さて、東京市場は日経平均がとりあえず反発したが、上値も重く方向性を見出せない状態となっている。下値に10日移動平均線(2万6364円)があってそれが目先的なサポートとして意識されている動きだが、反発力が弱い現状では心許ないものでもある。当面は米国の経済指標にマーケットは一喜一憂しながらも、結果的には2万6000円台のレンジ内取引となるだろう。