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2022/09/20

 3連休明けの市場は日経平均が反発。終値は前週末比120円高の2万7688円だった。連休中の米国株がリバウンドに転じたことで朝から買い戻す動きが強まり、日経平均は序盤に340円高まで買い進まれるなど大きく上昇した。買い一巡後は新規の材料に乏しくじわじわと上げ幅を縮小する詰まり気味の展開。今週は立会いが3日しかない上、注目される日米の金融政策決定会合があるため、売りも買いもポジションは持ちにくい状況だ。明日も様子見的な相場となりやすいだろう。

 昨日の米国市場は値頃感による買い戻しが入りダウ平均は3日ぶりに反発した。この日はFRBが利上げを長期化するとの観測が強まり10年債利回りが11年ぶりの水準(3.5%超)まで上昇。これを嫌気して260ドルほど下げる売り先行のスタートとなった。ただ、この週は前半から大きく下げており売り物も短期的には出尽くしに近い状態。中頃からは徐々に切り返し目先の下値達成感を出している。金利高にも関わらずナスダックは反発しようやく落ち着きを取り戻してきた。

 さて、東京市場は朝方の買い戻しが一巡した後は見送り姿勢が強まり方向性のない取引に。今週のスケジュールは20日米FOMC、21日FRB議長会見と日銀金融政策決定会合、そして22日に日銀総裁会見と英金融政策発表とあり、主要国の金融政策発表が集中している。今、最も注目を集める政策動向なだけに、少なくともFRB議長の会見が終えるまでは動きが取れないだろう。