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2020/08/06

 6日の市場は日経平均が続落。終値は前日比96円安の2万2418円だった。前日の米国株は大きく上げたものの、ホンダなど4−6月決算の悪かった銘柄中心に売られマイナスのスタートに。その後、24時間取引の米株先物の上昇でプラス圏に戻す場面があったが、中国上海株や香港株の下落で相場は再び軟調へ。注目のトヨタの決算は悪くなかったものの、地合いを好転させるまでには至らなかった。

 昨日の米国市場はワクチン開発期待や経済指標を好感してダウ平均は4日続伸。およそ2カ月ぶりの高値で取引を終えた。米バイオ製薬ノババックスが治験で良好な結果が得られたと発表。J&J社がワクチンを1億本製造することで米政府と合意したことも評価された。また、この日発表された景気指標も事前予想を上回りほぼ全面高商状となっている。IT・ハイテク株人気も続きナスダック指数は3日連続で最高値更新へ。

 さて、東京市場は米株上昇に乗り切れずこの日は日経平均が続落する展開。主力企業の4−6月決算が事前予想より悪いものが多く、現水準から買い上がれるような状況にない。新型コロナの新規感染者数が高水準にありこちらも投資家心理を圧迫。自粛の声が増える中では経済見通しもネガティブに傾かざるを得ないだろう。本日は各新興市場も値下がりしており物色の柱が見当たらない状況にある。明日は3連休入り前の週末で動きの乏しい1日となりそうだ。