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2020/09/29

 29日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比27円高の2万3539円だった。昨日までの強い基調そのままに日経平均は即日で配当落ち分(約142円)を埋めてなお上昇する展開。実質170円高でしっかりと上昇基調を強めている。前日の米株高や本日の中国上海株高が支えとなって中頃から戻りが活発化。売り方の買い戻しもあって9月14日の戻り高値に再接近している。

 昨日の米国市場は追加経済対策への期待からダウ平均は大幅に3日続伸した。米与野党の代表が会談し、追加経済対策合意の可能性に言及したためほぼ全面高となった。中国の経済指標が良好だったことも後押し材料に。欧州市場も上げに転じて下値不安が目先遠のいた格好だ。今週は米大統領選のTV討論会や週末の雇用統計があり、ある程度戻したら再び上値が重くなるかもしれない。

 さて、東京市場は米株高、中国景気の回復など好材料に支えられて、日経平均が配当落ち分を即日埋める強い展開に。ファンドや年金の配当再投資の買いもあって、後場には上げ幅が100円を超える場面も。個人の動きも活発でマザーズ指数は年初来高値を更新。ジャスダック平均は3連騰で買い方の回転は効いているようだ。明日は今晩の米国株次第だが堅調な地合いが継続しそう。徐々に2万4000円台が視野に入ってくる。個別ではNTTによるドコモ完全子会社報道でNTTは下落するも、ドコモの方はストップ高となっている。