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2022/01/07

 7日の東京株式市場で日経平均株価は小幅続落し、前日比9円安の2万847円終えた。米連邦準備理事会(FRB)が利上げや保有資産の縮小を前倒しで進めるという見方が広がるなか、株式市場からの資金流出を意識した売りが優勢だった。一方、自動車株などの上昇は相場の下支え役となった。

 

 昨日の米国市場は、雇用統計の発表を控え薄商いとなる中で、米連邦準備制度理事会(FRB)による速いペースでの利上げに対する警戒感から売りが先行、この日発表された最新週の新規失業保険申請件数も予想以上に多く、米サプライ管理協会(ISM)による12月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)も、市場予想より悪化したことが足かせとなり、ダウ・ナスダックともに続落となっている。

 さて、日経平均は前日の急落による自律反発から、取引開始直後こそ堅調な値動きから300円程度上昇する場面もみられが、ショートカバー(空売りの買い戻し)が一巡すると、明日からの3連休を前に買い注文が続かず、 後場の取引では終始マイナス圏に沈むなど冴えない一日であった。