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2024/04/25

 25日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反落。終値は前日比831円安の3万7628円だった。前日の米国株が下げたことや直近3日間で1400円近くも上げていた反動もあって売り先行のスタートに。前日に決算を発表したファナックやキヤノンが下げていることも影響したようだ。円相場が1ドル=155円台と34年ぶりの安値に達したがかえって当局の円買い介入が意識され、明日の日銀金融政策決定会合の結果も気になり、プラスに働く様子は全く見られなかった。

 昨日の米国市場は長期金利の上昇が嫌気されてダウ平均は5日ぶりに小反落した。朝方発表された3月の耐久財受注が結果的に強いものとなったことからインフレ加速懸念が出て長期金利が上昇。株式市場を圧迫した。25日には1−3月GDP速報やアルファベッド、MSの決算発表があり、ダウ平均は連騰していたこともあって目先筋の手じまい売りに押されてしまった。一方、テスラが廉価車の販売前倒しを発表して上昇。これに助けられたナスダック指数は続伸している。

 さて、東京市場は昨日の戻りを半ば台無しにするような反落ぶりとなった。米メタが米市場引け後に発表した業績見通しが市場予想を下回ったことで株価が急落。時間外取引で米株先物が軟調に推移したことも影響した。日経平均は再び75日移動平均円(3万8121円)を割り込み1日天下に。トピックスは昨日の上げ幅以上に下げてしまい戻り一巡感が出てしまっている。