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2024/02/26

 週明けの市場は日経平均が2日続伸。終値は前週末比135円高の3万9233円で連日の史上最高値更新となった。前週末の米株高の流れを受けて日経平均は開始から300円近い上げとなったが、前週末に今年2番目の上げ幅を記録しただけに強いながらもそこからは伸び悩む展開となった。一方、内需系や出遅れ株に資金が向かい、指数としてこの日はトピックスやプライムの方が上昇率として上回っている。新興市場にも資金が向かうなど全体に好循環が生まれている。

 前週末の米国市場は出遅れ株の底上げによってダウ平均は3日続伸。連日で史上最高値を更新した。ハイテク株中心に高値警戒感がある半面、米景気や企業業績が安定していることから、この日は出遅れ気味の景気敏感株やディフェンシブ株中心に資金が流入。ダウ平均は一時200ドルを超える上げ幅を示現した。しかし、米国の利下げ開始時期が先延ばしされるとの見方もあり勢いは続かず。ダウ平均とS&P500種は小幅に最高値更新となったが、ナスダック指数は反落していた。

 さて、東京市場は本日も外国人の買いが継続し、東証グロース指数以外の主だった指数は揃って昨年来高値を更新。日経平均やプライム、スタンダード指数は最高値を更新した。一方、日経平均は今年に入って6000円近くも上げており、次に4万円の大台を達成すればさすがに区切りとしても一服して不思議ではない状況。今後は徐々に出遅れ株へシフトした方が分が良さそうだ。