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2021/01/25

 週明けの市場は日経平均が反発。終値は前週末比190円高の2万8822円で、1990年8月3日以来の高値となった。前週末の米国株は下落したが、国内でも始まる主要企業の10−12月決算への期待からじわじわと買いが広がった。中国などアジア株や外国為替市場も安定しており目立った売り材料のない1日に。個人に人気の新興市場は今日も賑わいを見せており、リスクマネーは依然として株式選好状態である。

 前週末の米国市場は追加経済対策実現の不透明感からダウ平均は続落した。バイデン大統領の200兆円規模の経済対策に異議を唱える議員が増えていると伝わり法案成立に不透明感が漂い出している。前日引け後に決算を発表したIBMとインテルが急落したことも重荷となった。一方、ハイテク株の多いナスダック指数は4日続伸。依然として続くハイテク人気によって連日で過去最高値を更新している。

 さて、東京市場は日経平均が2万9000円のカベを前に一進一退の動きを続けているが、ここ1週間ほどは着々と下値を切り上げており、大台へ乗せる準備が整いつつある状態だ。新興市場の強さや日々の値上がり銘柄数の多さ、各種指数が上昇している状況からも2万9000円乗せは時間の問題といえる。チャート面でも今週から来週にかけて上に抜けやすい形となっており、引き続き買い方有利の展開となりそうだ。