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2020/05/08

 8日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比504円高の2万179円で3営業日ぶりに2万円の大台を回復した。前日の米株高や米中の対立が緩和されるとの見方から全般的に買い戻しが広がった。国内でも経済活動再開の動きが一部で出ており、少なくとも下値を売る流れではなくなっている。一方で外国人の実需は戻っておらず主力大型株の値動きは鈍いままだ。

 昨日の米国市場は経済活動の再開が多くの州に広がり米景気が回復するとの期待からダウ平均は反発した。米国では30を超える州で外食や小売店などの営業を再開する動きが広がっている。7日発表の新規の失業保険申請件数は316万件と高水準だったが、3月下旬の600万件超から落ち着きつつあり、マイナス材料とならなくなっている。米国は経済回復を理想買いする局面に入っているようだ。

 さて、東京市場は欧米ほどではないにせよ経済活動再開を先取りする底堅い流れとなっている。外部では新型肺炎の発生源などを巡り米中両国の対立激化への懸念が強まっていたが、米中対話再開の報道を受けて市場の緊張感は和らいだようだ。国内で新規感染者数が減少傾向に転じていることもプラス要因に。今晩の米雇用統計は相当な悪化が見込まれているが、現状ではある程度織り込まれているようで大きな波乱はなさそうである。来週は3月決算の発表を見ながら引き続き下値の堅い相場展開となることが予想される。