トップページへ戻る

バックナンバー

2023/12/26

 26日の市場は日経平均が小幅ながらも3日続伸。終値は前日比51円高の3万3305円だった。昨日の欧米市場など主要市場はクリスマス休暇のため休場。外国為替市場もドル・円相場にまったく動きがなく、手がかりとなる外部材料がない中で取引が始まった。日経平均は来年に向けての先高期待から序盤に50円ほど値上がりしたが、9時半以降は買い玉も尽きたようで徐々に軟化し、前日終値近辺でもみ合う完全な様子見相場となってしまった。まさに開店休業状態。上場全銘柄で算出される指数トピックスも動きが止まっており、こちらは上値が25日移動平均線、下値が75日移動平均線に挟まれる、まさにサンドイッチ状態となっている。日経平均は1日の高値から安値までの値幅が130円程度という狭さで出来高も昨日に次ぐ今月最低レベル。下値には25日移動平均線(3万3155円)がサポートに入っており下げ余地は少なく、この薄商いで横ばう現状は閑散に売りなしといったところだろう。明日は12月決算銘柄の配当権利取りの売買最終日で今日よりは少しは買われやすくなるはずだ。

 個別では米投資ファンドの買いで日本光電が3年9カ月ぶり高値へ急伸。半導体関連ではレーザーテックの人気が続き7日続伸して上場来最高値へ。この他、日ハム、大黒天物産、リケンNPRなどが年初来高値を更新している。また、増益決算と株式分割を発表したしまむらは続伸となったものの上値は重かった。