トップページへ戻る

バックナンバー

2023/01/31

 1月最後の取引となる本日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比106円安の2万7327円だった。昨日の米国株が久々の下落となったが日経平均は円安の動きを好感して小幅高のスタート。2万7500円の心理的な節目にあと6円というところ(61円高)まであったが、10時以降は買いが途切れてマイナス圏に落ちてしまった。米FOMCや主要経済指標発表を控え今週は動きが読めず、とりあえず利益を確定させておこうという流れになったようである。

 昨日の米国市場はFOMCなど注目イベントを前に手じまい売りが出てダウ平均は7日ぶりに反落した。31日から1日にかけての連邦公開市場委員会(FOMC)、週末の雇用統計など今週は注目材料が目白押し。そんな中ダウ平均は直近の6連騰で930ドルも上げていたため目先筋の利食い売りが優勢となった。今回の利上げ幅は前回の0.5%から0.25%に2回連続で縮小される見通し。3月にも利上げ停止という思惑でここまで上げており結果が注目される。

 さて、東京市場は日経平均が2万7500円という心理的な節目を抜けずいったん仕切り直す展開へ。国内に材料がなくどうしても今週の米国の材料に目が行きがちとなってしまう。足元は75日移動平均線(2万7210円)、200日移動平均線(2万7218円)がサポートしており多少安心感があるが、距離が近いだけにちょっとした悪材料で破られる脆さもありそう。