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2023/12/19

 19日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比460円高の3万3219円だった。序盤は日銀が金融政策を変更するのではないかとの不安から100円ほど売られたが、昨日からそれを先行して織り込んでおり前引けにはプラス圏を回復。昼休み中に日銀が金融政策の現状維持を決めたとの報道が入り、にわかに買い戻されて上げ幅を大きく広げて行った。自民党の政治資金問題で東京地検が各派閥の家宅捜索に入ったと伝わったが、こちらに対する市場の反応はほぼ見られなかった。

 昨日の米国市場は来年の利下げ期待に支えられてダウ平均は小幅ながらも8日続伸。連日で史上最高値を更新した。前週の米FOMCで2024年半ばにも利下げに踏み切るとの見方が支配的となっておりこれを先取りする買いが続いている。一方、連騰による高値警戒感から利益確定売りも多くダウ平均は一時マイナスに転じる場面もあった。まだ史上最高値を更新していないナスダック指数、S&P500種指数も上げ余地はありそうだが、目先は過熱感から買いにくさが出始めている。

 さて、東京市場は日銀のゼロ金利解除が回避されたことを好感して大幅反発した。過度な円高・ドル安への不安も目先は後退し、円相場も1ドル=143円台へと円安方向に動いている。日経平均はチャート上で75日移動平均線(3万2447円)に下値を守られた格好となっており、ここを起点に緩やかな上昇基調を描く道筋は保たれている。来年へ向けて状態は悪くはないといえるだろう。