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2021/08/24

 24日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比237円高の2万7732円で、今月13日以来2週間ぶりの水準まで回復してきた。前日の米株高で買い安心感が増したことや、国内の新型コロナワクチン接種率(2回接種)が全国民の4割に達したとが好感されている。米株高で半導体関連株が買われていることで国内でも同業種が特に買いを集めていた。日経平均は25日移動平均線(2万7664円)を超えて目先のトレンド転換を果たしている。

 昨日の米国市場はファイザー製のワクチンが米当局に正式承認されたことを好感してダウ平均は大幅続伸した。米食品医薬品局(FDA)が昨日、ファイザーの新型コロナワクチンを初めて正式に承認。これを受けて米国内のワクチン接種が一段と進展するとの期待が広がった。さらに原油先物(WTI)が大幅高となり景気回復期待が再燃。市場にはリスクを取る動きが急速に戻っている。金利低下でハイテク株も買われナスダック指数は今月5日以来の最高値更新となっている。

 さて、東京市場は米国株の上昇に支えられて日経平均が続伸。米国でリスクを取る動きが出始めていることから日本株にも本日はそうした動きが表れ始めている。ワクチン承認や接種進展がある程度の安心感をもたらしているようで、日本でも米国でもワクチンは一番の好材料だ。日経平均は25日移動平均線をクリアしたため短期的な底打ちは確認。再び2万8000円を目指す展開となっている。