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2023/08/09

 9日の市場は日経平均が4日ぶりに反落。終値は前日比172円安の3万2204円だった。前日の米株安を受けて100円を超える下げでスタート。欧州でも株安が進み市場は様子見ムードに包まれ一時は200円安という場面まであった。一方、実需売りは少なく一定の下げの範囲でその後はもみ合う展開。マクロ的な買い材料が見当たらず投資家もテーマを持って買えない状況だ。4−6月決算発表がたけなわとなっており、相場は個別物色が中心となっている。

 昨日の米国市場は一部地銀の格下げを受けて金融株に売りが広がりダウ平均は反落した。米格付け機関ムーディーズが一部地銀を格下げしたほか、バンク・オブ・ニューヨーク・メロンやステート・ストリートなど大手行の格付け引き下げを検討と公表したことが金融株全般の下げにつながった。この日は貿易統計で中国経済の弱さも露呈しこれも売り材料に。ダウ平均は一時465ドルも下げる場面があったが、終盤は押し目買いで下げ渋っている。

 さて、東京市場はまたも米国発の金融面での悪材料に振り回される1日となってしまった。ただ、日米の長期金利の上昇が一服しており一段と下げるような状況ではなさそう。海外勢を中心に夏季休暇に入る投資家が増えているのも動意の鈍さにつながっているようだ。日経平均は下値3万2000円という心理的な節目が支持ゾーンとなっており、当面はここを下限にもみ合う動きとなりそうだ。