トップページへ戻る

バックナンバー

2023/01/23

 週明けの市場は日経平均が大幅続伸。終値は前週末比352円高の2万6906円で、昨年12月19日以来、約1カ月ぶりの高値水準まで回復してきた。米国市場でハイテク株が上げた流れに乗って、半導体関連株や日経平均採用の値ガサ株中心に買いが広がった。上げ幅を300円超に広げたところで相場は膠着状態に陥ったが、市況改善に伴い売り物が引っ込んでしまったようで、ほとんど下押すことなく安定的に後場も高値推移した。目先は2万7000円を目指す流れだろう。

 前週末の米国市場は一部ハイテク企業の決算を好感してダウ平均は4日ぶりに反発した。前日夕に発表された動画配信大手ネットフリックスの10−12月決算が良くて同社株が急伸。このところ軟調だった他のハイテク株にも値頃感による買いが入りほぼ全面高となった。ダウ平均は直前の3日間で1200ドルも下げていただけにリバウンド狙いの買いも多かったようだ。この日午後の講演でFRB高官が利上げ幅縮小に言及したこともプラスに。

 さて、東京市場は外部環境の落ち着きから買い戻す動きが継続し日経平均は2万7000円の大台に接近する強い展開に。トピックスは11月高値から1月安値までの下げの半値戻りをクリア。1月安値が当面の底値となった形を作り出している。日経平均は25日移動平均線(2万6448円)を明確にクリアしており短期トレンド転換までは達成。次は75日線(2万7170円)辺りが目標となろう。