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2023/02/21

 21日の市場は日経平均が続伸。終値は前日比58円安の2万7473円だった。昨日の米国市場は休場。代わって注目された欧州市場はドイツ株が下げ、イギリス株が小幅に上げるなど全体的に高安まちまちの動きとなった。このため支援材料不在の状態から日経平均は持ち高調整の小口売りに押されてマイナス圏のスタートに。10時頃には先物への売りも加わって下げ幅を一時170円まで広げる場面があった。背景には時間外取引の米株先物安があったようだ。ただ、下値が25日移動平均線(2万7364円)に達したことで押し目買いも入りやすくなり、前引けにはほぼ前日終値近辺まで戻す腰の強さを見せている。後場は2万7500円辺りで散発的に出る売り物に押されて小幅のマイナス圏で推移。買い材料がないと2万7500円以上は買いにくいようで、その後は積極的な売買はなく市場の出来高は4日連続で減少している。円相場は1ドル=134円台半ばへとじわりと円安トレンドへ回帰。トピックスは底堅い動きをキープしており本日も一時は2000ポイントの大台へ乗せていた。

 個別では武田薬品、日本製鉄、日本郵政、野村など主力株の一角が昨年来高値を更新。INPEX、石油資源開発、ENEOS、住友鉱といった資源・エネルギー関連株も買われている。半面、エムスリー、Vコマースなどが昨年来安値を更新している。