トップページへ戻る

バックナンバー

2023/01/05

 5日の市場は日経平均が反発。終値は前日比103円高の2万5820円だった。前日の米株高を受けて買い先行の出だし。欧州でインフレ指標が一部鈍化していることも支えとなり、日経平均は10時半過ぎには2万5947円(230円高)まで上値を伸ばしていた。ただ、昨日の下げ幅(377円安)を埋めるには及ばず買い戻しの域は出ていない。後場からは上げ幅を半分程度に縮めるなど底打ち感の得にくい1日となっている。

 昨日の米国市場は長期金利の低下を好感してダウ平均は3日ぶりに反発した。この日公表された12月のFOMCの議事要旨では今後の利上げペースを落とすことが確認された。長期金利の低下で株式を買い戻す動きが強まった。一方でインフレに対する警戒感は緩まず上値は抑制的。一部景気指標が軟化するなど経済の下押し圧力は依然としてくすぶっている。中国の新型コロナ規制の一段の緩和で中国景気が持ち直すとの期待が出始めている点はちょっとした明るい材料だ。

 さて、東京市場は米株反発に合わせて日経平均がリバウンドに転じる展開となった。金利低下や原油安なども経済や株式の圧迫要因後退と映り、緩やかに値を戻す動きにつながっている。日足チャートでは昨日に空けた窓上限(2万6067円)辺りが最初の戻りの関門か。短期5日移動平均線(2万6013円)もここ数日は上値の抵抗線として意識されるだろう。出来高が増えてこない点も気がかりだ。