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2023/01/24

 24日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比393円高の2万7299円で、先月16日以来の高値水準となった。昨日の米株高を受けて開始から2万7000円台を回復。先物への売り方の買い戻しも活発化し中頃にかけて上げ幅を広げていった。日経平均は12月の日銀の実質利上げによる日銀ショック時の株価(2万7200円辺り)を超えてショックを吸収。出来高は依然として少な目で実需は薄いが、1月4日の安値が底値となった形ができつつある。

 昨日の米国市場はFRBが利上げ停止を検討との観測からダウ平均は続伸した。米主要紙が今月末に開くFOMCで「条件が揃えば今春にも利上げを停止する可能性がある」と報じたことで、利上げ局面が最終段階にあるとの観測が急速に広がった。長期金利が低下すれば高PER銘柄でもあるハイテク株に買いが入りやすくなるためナスダック指数の上昇率が主要指数の中で一番大きくなっている。米国株の底打ち感が強まりつつある。

 さて、東京市場は米株高などに救われる形で急速にトレンドを立て直している。日経平均は一気に75日移動平均線(2万7184円)、200日移動平均線(2万7225円)を上回り下降トレンドを脱却。トピックスは2/3戻りを達成するなど強いところが増えている。日経平均はPER12倍台という割安さを武器に今度は2万7000円台を固める展開となっている。