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2023/01/10

 3連休明けの市場は日経平均が3日続伸。終値は前週末比201円高の2万6175円で、4日ぶりに2万6000円台を終値で回復した。連休中の米国株がトータルで上昇した流れに乗って日本株にも買い戻しが入り、日経平均は開始早々に340円高と大きく上昇した。買い一巡後は2万6000円台をキープする形でもみ合い商状へ。大発会の下げ(377円安)を埋めてきたことで目先的な金利上昇や景気不安は織り込んできたようだ。

 昨日の米国市場は前週末に急騰した反動でダウ平均は反落した。前週末は12月の雇用統計で雇用の安定(増加)が見られる内容ながら、懸念されていた賃金インフレに鈍化の兆しが見えてきたことが好感されてダウ平均が700ドルも急騰していた。週初はその反動が表れて一時は300ドルも下げる荒れた展開。結局は下げ幅を縮めて目先的な底打ち感を強めてるが、インフレや金利の材料次第で大きく振れる状態に変わりはないようだ。

 さて、東京市場は米株高に後押しされて日経平均が終値で本年初の2万6000円台を回復。昨年から何度となく守られてきた2万5500〜600円辺りのボックス圏底値ゾーンが生きて急落トレンドにブレーキがかかっている。本日は10日移動平均線(2万6130円)も2週間ぶりに上抜いた。当面は2万6000円辺りで下値抵抗力(日柄整理)をつける地味な動きに入りそうだ。