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2022/08/25

 25日の市場は日経平均が6日ぶりに反発。終値は前日比165円高の2万8479円だった。前日の米国株反発を受けて序盤から買い戻しが優勢に。前日までの5日間で900円以上も下げていたためリバウンド狙いの買いも入りやすくなっていたようだ。1ドル=136円台後半にある円安も輸出株中心に買いを誘い指数をけん引。ここまでの短期調整相場に一服感をもたらしている。相場は26日に行われる米ジャクソンホール会議後からアク抜けしていきそうだ。

 昨日の米国市場は短期的に下げ過ぎていた反動からダウ平均は4日ぶりに反発した。ダウ平均は直近3日間で1000ドルほど下げていたため、目立った材料のなかったこの日は小口の買い戻しが優勢となった。ただ、長期金利はこの日も上昇して2カ月ぶり水準に達するなどFRBの強気の姿勢を織り込む動きは一部で続いている。ダウ平均も一時はマイナス圏に入り金利動向に敏感になっていた。欧州ではロシアからのガス供給が滞り気味でインフレの芽は依然として残っている。

 さて、東京市場は日経平均が久々の反発となり下値ゾーンを確認する流れとなっている。やはり25日移動平均線(2万8213円)辺りは押し目買いが入りやすく、トピックスも同様にここでサポートされるなどここからの下値は堅そうだ。一方、国内でも長期金利がじわりと上がり米国の金融政策は今でも市場の一番の関心事。次なる動きはジャクソンホール会議後ということになりそうだ。