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2024/03/22

 22日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比72円高の4万888円で連日の史上最高値更新となった。前日の米株高に押されて日経平均は開始早々に4万1000円台をマーク。円安も買い材料となって270円を超える上げ幅を一時示現した。一方、大台に乗せた目先的な達成感や週末ということもあって中頃以降は利食い売りに押され伸び悩む展開。直近3日間で2100円も上げており、この辺りでいったん微調整しておくことも相場としては肝要であろう。

 昨日の米国市場は半導体株がけん引する形でダウ平均は大幅に4日続伸。連日で史上最高値を更新した。前日にFRBが既定路線通りの利下げを行う見通しを公表したことに加え、米経済が現状の金利・インフレ水準でも安定成長しているとの認識を示したことがリスクオンを促した。さらにAIを中心に半導体セクターの成長が続くことも市場のコンセンサスとなっており、ハイテク株に資金が向かい続けナスダック指数も最高値を更新している。まさに死角のない状態だ。

 さて、東京市場は米株高に円安と本日も買い材料が揃い堅調な値動き。マイナス材料は短期的に上げ過ぎた過熱感のみという贅沢な状況で、中頃以降はそれが表れ一時マイナス圏に落ちる場面があった。現状は期末の法人売りをこなした需給状況から来週も堅調な足取りを描きそう。日経平均は完全に4万円台を固める動きで来週は4万1000円台をどう攻めるか、トピックスは最高値を更新するかが焦点となってこよう。