2025/10/03
3日の市場は日経平均が大幅続伸。終値は前日比832円高の4万5769円で先月25日の最高値をわずか15円ほど上回った。前日の米株高を受けて開始から4万5000円台を回復。その後も着々と買い上げられて上げ幅は800円を超える大きな戻りとなった。中頃以降は週末とあってやや勢いが鈍ったが、それでも先高期待の強さからジリ高歩調をキープ。自民党総裁選を明日に控えているが誰がなっても変わりはなく、米国を中心とした株高の波に乗る図式は不変のようだ。昨日の米国市場は年内の利下げ継続期待からダウ平均は5日続伸。連日で最高値を更新した。10月からの歳出をまかなう「米つなぎ予算」の成立が遅れている。これによる影響は短期間なら限定的との見方があるが、この日は米財務長官が目先的に米景気が一時下押しする可能性があると指摘し、相場はマイナスとなる場面があった。しかし、利下げ期待があるうちは押せば買いという図式で結局は幅広く買われる1日に。主要3指数は揃って最高値を更新している。
さて、東京市場は日経平均が大きく続伸して終値ベースの最高値を一気に更新。半導体関連株やソフトバンクGなど値ガサ株がけん引する形で再び4万6000円を視野に捉えている。一方、国内では物価高から消費が落ちる懸念が出ており、実際にニトリ、良品計画などが既存店売上高の減少で大きく売られている。半導体景気でどこまで埋めるかは不明だが今後の決算発表に少しは気を遣うことになりそうだ。