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2025/09/19

 19日の市場は日経平均が反落。終値は前日比257円安の4万5045円だった。前日の米国株が大きく上げた流れに乗って日経平均は開始から500円を超える上げ幅に。今月の日経平均は月間で2800円も上げておりかなりの過熱状態だった。一方、後場に入ると日銀金融政策会合の結果が出て突如暗転。日銀が保有ETFを市場で売却するとしたことで目先筋の手じまい売りが膨らみ今度は一時800円安という場面も。ただ、年平均の売却額は少なく終盤は急速に戻している。

 昨日の米国市場は引き続き利下げを好感する買いが続きダウ平均は続伸。5日ぶりに最高値を更新した。FRBが9カ月ぶりに再開した利下げが、年内あと2回は行われるとの見方が支配的となっており、それを先取りして織り込む動きが続いている。少なくとも0.25%を2回と見込んでおり緩和マネーが株式に向かう図式は盤石だ。一方で米景気は伸び率こそ落ちているものの依然として安定した状態。ハイテク人気も戻っており今しばらく強気の構図が崩れる要素は見当たらない。

 さて、東京市場は米株高に乗って日経平均が一時4万6000円の大台に接近するも、その後は過熱感などから売りに押され、中頃以降は日銀の政策変更(株式等の買い入れ資産売却)をきかっけに売りが優勢となってしまった。もともと日経平均に偏った上げ相場だったため下げる際も同指数が突出した下げに。ただ、チャート面では5日移動平均線すら割れない強さを依然として保っている。