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2026/03/12

 12日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比572円安の5万4452円だった。米国とイランの戦闘長期化懸念や原油高などから売りが先行。昨日に上げた分を帳消しにする場面(一時1200円安)もあり、市場はなかなか安定できずにいる。湾岸ではイランのミサイルが飛び交い船舶の火災も続いている。機雷を撒いている報道もあり収拾のつかない状況だ。時間外取引の米株先物が下落。アジア株も総じて売られており下げやむなしといった1日であった。

 昨日の米国市場は中東情勢の不透明感や原油高を受けてダウ平均は続落。昨年12月上旬以来の安値となった。米国の攻撃に対しイランは非対称の攻撃をかけ長期戦となりつつある様相に。市場は戻り一巡感から再び売られやすい状態となっている。国際エネルギー機関の加盟国が4億バレルの石油備蓄放出を決めたが、物足りないとして原油先物相場は上昇している。インフレと景気後退が同時に起きるスタグフレーションへの警戒がじわりと増している状況だ。

 さて、東京市場は戻り一巡から本日は再び下値を探る展開。先行きの見通せないなか市場に実需は入ってこない。ガソリンが値上がりしておりインフレが加速する懸念も出ている。日経平均の日足チャートは上値25日移動平均線(5万6208円)が大きな抵抗線でしばらくはここを抜くことはできないだろう。下値は75日移動平均線(5万2936円)がサポート線だがまだ不安定な状況にある。