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2026/03/23

 連休明けとなる23日の市場は日経平均が大幅続落。終値は前週末比1857円安の5万1515円だった。連休中の米株安や原油高止まりに加え、トランプ大統領のイラン発電施設へのさらなる攻撃可能性発言で売り一色となってしまった。4週目に入ったこの戦争に収束する気配はなく、インフレや供給制限による景気後退の可能性を相場は織り込み始めている。取引序盤にはパニック的な売りもあって下げ幅が一時2700円近くに達する場面もあった。

 前週末の米国市場は米軍の攻撃拡大懸念からダウ平均は3日続落。株価水準は5カ月ぶりの安値となった。この日は一部報道で米軍が地上部隊派遣に向けて動いているとあり売り物が膨らんだ。エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の輸送正常化にも時間がかかるとの見方が強まっている。イランの攻撃で湾岸諸国のエネルギー施設も攻撃されており原油価格は高止まり。売り材料には事欠かない状況だ。ダウ平均は2月の最高値から10%近い下落率に達している。

 さて、東京市場は引き続き中東情勢に翻弄される展開となり一段の株安に。年初からの上げ幅をほぼ帳消しにし今年の成長期待はゼロとなってしまった状態だ。来期への企業業績にも影響は大きそうで減益を織り込まねばならないだろう。チャート面では下値75日移動平均線(5万3283円)を明確に割り込み中期的トレンドも転換している。押し目買いは当分できない状態だ。