2025/07/18
18日の市場は日経平均が反落。終値は前日比82円安の3万9819円だった。前日の米株高の流れを受けて日経平均は寄り付きから4万円の大台を回復。上げ幅も200円に迫るなど一気に上値を広げるかと思われた。しかし、買い一巡後は3連休入り前とあってポジション調整の売りに押されて10時以降はマイナス圏へ転落。4万円という心理的なカベは相変わらず強く立ちはだかっているようだ。国内では前日の決算を嫌気したディスコが急落して半導体人気に水を差している。昨日の米国市場は消費関連指標の改善を好感してダウ平均は続伸した。この日発表した6月の小売売上高が前月のマイナスからプラスに転じ、個人消費が堅調を維持していることが判明した。週間の新規失業保険申請件数も5週連続で減少するなど労働市場も安定。米経済がトランプ関税導入後もしっかりしている様子がうかがえる。エヌビディアが最高値を更新して半導体株も好調をキープ。そのハイテク株の多いナスダック指数は連日で最高値を更新している。
さて、東京市場は米ハイテク株高の波に乗り切れず日経平均は4万円辺りで微調整を強いられている。20日投開票の参院選の結果が懸念されている面もあるようで、与党大敗の可能性が指摘されるなか政局不安を先取りしている。一方、日経平均が4万円に迫ってもPERは15倍台半ばで安定しており業績面で安心感はある水準。押せば買いが入る構図に今のところ変わりはないようだ。