2025/10/09
9日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比845円高の4万8580円で2日ぶりに最高値を大きく更新した。前日の米ハイテク株が大きく上げた流れを受けて買い先行のスタート。先物に外国人の買いが入り指数では日経平均に偏った上げを演じた。特にSBG株が10%以上も上げるなど1社で日経平均を500円近く押し上げた。相場は後場に入っても過熱感を跳ねのけて上げ幅をじわじわ拡大。後場にも買いが続き上値を取るのは本当に強い相場の証しでもある。昨日の米国市場は上値重くダウ平均は小幅ながらも3日続落した。9月のFOMC議事要旨が公表され多くの委員が年内利下げの方向で議論を進めていた模様。これが支えとなってダウ平均は200ドルほど値上がりしたが、連邦政府機関一部閉鎖が長引いていることから徐々に上げ幅を縮めてしまった。一方、マスク氏がエヌビディアから半導体を購入すると伝わり半導体株人気が復活。ナスダック指数は大きく上げて2日ぶりに最高値を更新。S&P500種も最高値更新となった。
さて、東京市場はかなり日経平均偏重の上げになったとはいえトピックスも5連騰で高値を更新しておりまだまだ強気の展開が続いている。円安トレンド継続、米ハイテク株高と外部環境も申し分ない。PER19倍が目前に迫り割高感はあるが、今は買いが買いを呼ぶ完全な需給相場で、これを崩す条件はいまだに見えていない状況だ。秋相場での日経平均の5万円は現実味を増しつつある。