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2023/05/29

 週明けの市場は日経平均が3日続伸。終値は前週末比317円高の3万1233円で5日ぶりに年初来高値を更新した。米国株の大幅上昇や1ドル=140円台後半まで進んだ円安を好感して朝から大きく買いが先行し、日経平均は一時650円近い上げ幅(3万1560円)まで示現した。買い一巡後はさすがに上げ過ぎとの認識が広がりじわりと上げ幅を縮小させたが、ここまで買えなかった向きがすかさず動き、3万1000円すら下回らない好需給状態のまま取引を終えている。

 前週末の米国市場は債務上限問題を巡る協議が進展しているとの期待からダウ平均は6日ぶりに大幅反発した。一部報道で大統領と共和党のマッカーシー下院議長との交渉が合意に近づいていると伝えられ買い戻す動きが一気に広がった。また、朝方発表の5月の消費者態度指数が事前予想を大きく上回ったことも材料視された。ダウ平均は直前の5日間で770ドルも下落しており、翌日からの3連休を前に売り方が急いで買い戻していたようだ。

 さて、東京市場は米国株や為替など外部環境の追い風も受けて一段高を演じる強気相場となっている。外国人の先物買い(と裁定買い)や円安など環境的に日経平均採用の値ガサ株に物色が偏る株高でトピックスは年初来高値更新には至ってないが、債務問題を含め米国株に安心感が出てきたことで上昇相場に死角が見当たらなくなりつつある。結果的に息の長い相場が期待できるような状況だ。