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2020/12/30

 本年最後の取引となる本日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比123円安の2万7444円だった。米株反落や昨日に急伸し過ぎた反動もあって序盤から小口売りが優勢に。年の瀬としては株価位置が高く手じまい売りが出やすい状況でもあった。円相場がやや円高・ドル安方向に振れていることも買い方を慎重にさせた模様。一方、中国や香港株が堅調に推移しており相場を下支え。年明け以降の上昇継続を見越した押し目買いも入っている。

 昨日の米国市場は追加経済対策の現金給付増額期待が後退してダウ平均は4日ぶりに反落した。上院共和党トップが現金給付増額の審議に入る意向を示したが採決に進まず。民主党が過半数を占める下院はすでに可決していたが、共和党議員の反対で実現は目先難しくなった模様。欧米で新型コロナの感染拡大が勢いを増していることも相場の上値を重くした。もっとも、待機資金は依然として多く、押し目にはすかさず買いが入るなど下値は限定的だった。

 さて、波乱だった2020年相場が終了。新型コロナで実体経済は思いもよらぬ圧迫を受けたが、東京市場は意外にも日経平均が2万7000円台で大納会を迎えるなど想定外続きの1年となった。国内外ともに余剰資金が依然豊富で株式市場は年明けも堅調に推移する可能性が高い。春先くらいまではカネあまりとコロナワクチン普及をベースに好需給相場が演出されるだろう。