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2023/07/18

 3連休明けとなる本日の市場は日経平均が反発。終値は前週末比102円高の3万2493円だった。日本の連休中の米国株が堅調に推移していた流れから買いが先行。開始30分で日経平均は323円高と大きく買い進まれた。一方、買い一巡後は伸び悩む中国の4−6月GDP(17日発表)やアジア株安が重荷となって徐々に上げ幅を縮める動き。10日移動平均線(3万2556円)辺りで連日上値が遮られるなど短期のトレンド転換にまだ苦しむ状態となっている。

 昨日の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感する買いが続きダウ平均は6日続伸。株価は昨年11月下旬以来の高値水準に達している。6月の消費者物価や卸売物価の伸び率鈍化が鮮明で、7月のFRBによる利上げが年内最後となる可能性が出ていることが引き続き買い材料に。反対に足元の経済指標は底堅く推移しており市場には楽観的なムードが漂っている。ナスダック指数もS&P500種も昨年4月以来の高値へ。

 さて、東京市場は戻りを試すも上値の重さがかえって判明する重苦しい展開。3万2000円以下は押し目買いで下がらないことが先週には分かったが、上値の方も25日移動平均線(3万2970円)に届かない反発力の弱い相場となっている。日柄調整特有の値動きといえようか。せっかく米国株が好調なのに少しもったいない状況といえる。