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2022/12/26

 週明けの市場は日経平均が反発。終値は前週末比170円高の2万6405円だった。米株高やこのところの下げ過ぎの反動から買い先行のスタート。序盤には一時200円高まで上値を伸ばす場面があった。買い一巡後は今晩の米国市場がクリスマス休場であることや年末接近ということで見送り商状に。先週は日銀の急な政策変更でネガティブな流れとなったが、今週に入ってもその余韻はまだ残っており、下げ止まりながらも2万6000円台前半で方向感なくもみ合う1日となった。

 前週末の米国市場は原油高による資源株高でダウ平均は反発した。序盤は一部のインフレ指標(11月個人消費支出の物価指数の上昇)を受けて利上げ長期化懸念が高まりダウ平均は200ドルほど下落した。一方、午後からは他のインフレ指標の落ち着きで買い戻しが入り相場は回復。原油先物(WTI)の大幅な上昇が資源株高を促し主要株価指数は全てプラスとなって取引を終えた。ただ、クリスマス直前とあって商いは薄まっている。

 さて、東京市場は日経平均が反発するも本日は上値限定的な戻りとなった。弱めの戻りは本格的な底打ちとなっていない表れで、日銀ショックや米国の利上げ長期化ムードを織り込み切れていないことにもなる。チャート面ではようやく5日移動平均線(2万6420円)に接し急落トレンドが収まるような状況。今晩の米国が休みなので動きが出るのは28日からとなりそうだ。