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2021/04/27

 27日の市場は日経平均が反落。終値は前日比134円安の2万8991円だった。前日の米国株は指数によって高安まちまちとなり日本でも消化難の状態に。本日大引け後にファナックなど注目企業の決算発表を控えており、直近で好決算だった安川電が売られた経緯があることから、良くても下げることへの警戒ムードが広がった。国内で新型コロナの感染拡大に歯止めがかからないことや変異株への懸念も重荷となっているようだ。

 昨日の米国市場は消費関連株が売られてダウ平均は反落した。株価が最高値圏にあるため短期筋の利食い売りも出やすかったようだ。この日は商品相場の上昇でコスト圧力にさらされる消費関連株が売られた。一方、これから決算発表を控える主力ハイテク株には決算期待の買いが入り指数をけん引。ハイテク株の多いナスダック指数は2カ月半ぶりに過去最高値を更新している。主力500社で構成されるS&P500種も最高値を更新した。

 さて、東京市場は本日も材料乏しく模様眺めの1日に。大型連休入りや主力企業の決算発表が始まるためよりポジションを持ちにくい状態となっている。日銀金融政策会合の結果は想定通りの現状維持。午後の市場では取引材料にはならなかった。チャート面では上値で25日移動平均線が下向きで推移しており戻りを抑える格好に。当面は弱含みの相場となりそうだ。