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2021/03/04

 4日の市場は日経平均が大幅反落。終値は前日比628円安の2万8930円で、先月5日以来およそ1カ月ぶりの安値となった。前日の米株安で特にハイテク株の下げが広がったことが影響した。後場に入ると時間外取引の米株先物安や中国などアジア株安が下げに拍車をかけ、日経平均は一時800円を超える下げ幅まで示現した。一方、内需系の銘柄には買いが入りトピックスの下げ率は日経平均の半分以下に抑えられている。先物やハイテク株に偏った下げでもあるようだ。

 昨日の米国市場は長期金利の再上昇を嫌気してダウ平均は続落した。ワクチン普及期待から序盤は買い先行となったが、長期金利が再び上昇傾向に入ったことを受けて、高PER銘柄群であるハイテク株への売りが膨らんだ。ハイテク株はその後総崩れの状態となり代表的な株価指数ナスダックは3%近い下落へ。直近安値を割り込み2カ月ぶりの安値となった。金融やレジャー関連株など一部はしっかりするものがあったが、やはりハイテク株安のインパクトは依然として大きいようだ。

 さて、東京市場は再び米長期金利とハイテク株安に振り回される展開に。ワクチン普及や景気回復への期待は依然として強いものの、短期資金中心につり上げられた高PER銘柄の調整がもう少し続くことは避けられそうにない様子。市場が金利上昇下の業績相場に移行する過渡期的波乱ともいえる。内容的にはしっかりしている銘柄もあり、今晩の米国株次第だが明日は落ち着きを取り戻すのではなかろうか。