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2020/04/30

 4月最後の取引となる本日の市場は日経平均が大幅反発。終値は前日比422円高の2万193円だった。日経平均の2万円台回復は3月6日以来、約2カ月ぶりのこと。米国で新型肺炎治療薬の治験が進んだことが大きな買い材料となった。また、海外の一部で経済活動の再開が見られることも投資家心理を明るくさせているようである。

 昨日の米国市場は新型肺炎治療薬の開発期待でダウ平均は大幅反発。3月10日以来、約1カ月半ぶりの水準まで回復してきた。バイオ製薬のギリアドが新型肺炎治療薬の臨床試験(治験)で有効性を示したと発表。治療薬の開発が進展し感染の収束につながるとの期待が買いを誘った。また、この日はFRBがゼロ金利政策を維持し無制限の量的緩和の継続も決定。異例の金融緩和が長期化するとの見方も買いを誘っている。米国株は一段上のステージへ移行した格好だ。

 さて、東京市場は一時中国で否定されていた米ギリアド社の治療薬に一定の効果が認められたことが好感されほぼ全面高の展開に。FDAでの承認待ちだが市場は先取りする格好で経済活動再開まで織り込むような動きとなっている。一方、国内では緊急事態宣言が1カ月延長されることが決定的で、経済活動再開のメドはたっていない。政府からの休業等の補償は見通しが不明で今後の落ち込みが深く懸念されるところである。日経平均は2万円台に乗せはしたが、ちょうど半値戻りの水準(2万236円)で上ヒゲを引き気迷いを見せている。