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2020/08/25

 25日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比311円高の2万3296円で、2月21日以来、約半年ぶりの水準まで回復してきた。米国で新型コロナの新たな治療法やワクチンへの期待感が高まりほぼ全面高の展開。経済活動再開への期待から景気敏感株を中心に幅広い銘柄が買われた。感染拡大で株価が世界的に急落する前の2月21日の終値(2万3386円)を一時超える場面もあった。

 昨日の米国市場は食品医薬品局(FDA)が新規に新型コロナの治療法を特別認可したことでダウ平均が大幅に3日続伸。2月21日以来およそ半年ぶりの高値をつけてきた。経済が正常化に向かうとの期待から幅広い銘柄に買いが入り、S&P500種とナスダック指数は連日で過去最高値を更新。特に航空、資源エネルギー、金融株といった出遅れセクターが買われ底上げが一段と進んでいる。

 さて、東京市場はダウ平均と歩調を合わせるように日経平均が半年ぶりの高値へ到達。ナスダック指数などに対する出遅れ感や、今後の景気回復を先取りする格好でオールドエコノミータイプの銘柄に買いが入り出している。買うものがない状態から世界的な株高のおかげで何かを買おうという雰囲気にはなっているようだ。東東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスは6月9日の高値をザラバでクリア。出遅れ株の底上げで各指数とも一段くらいステージが上がったような状態だ。明日も堅調な相場展開が予想される。