2023/12/20
20日の市場は日経平均が大幅に続伸。終値は前日比456円高の3万3675円で、一時は7月3日の終値ベースの年初来高値(3万3753円)を超える場面まであった。昨日の米株高や円安進行を好感して開始から300円高と活発な動きに。その後も売り方の買い戻しを交えて上値を広げ604円高という場面まで一時は達している。日銀の金融緩和維持が大きく効いており売り方は身動きが取れない状況。クリスマスラリーや年末高の流れが整ってきている。昨日の米国市場は早期利下げ期待が引き続き支えとなってダウ平均は9日続伸。連日で史上最高値を更新した。来年のFRBによる利下げが既定路線になりつつある状況で、FRB高官から多少のタカ派的発言(火消し)が出ているものの市場はおかまいなしとなっている。ダウ平均の9連騰は今年7月以来の記録。低金利の恩恵を受けるハイテク株の多いナスダック指数も9連騰で年初来高値を更新。S&P500種も高値更新と物色範囲は広がっている。
さて、東京市場は日銀効果(利上げ見送り)や米株最高値更新、円安など好材料尽くしで大幅高となっている。日経平均は窓空けで上値抵抗線だった25日移動平均線(3万3197円)を超えたことで完全な上昇転換を示唆。勢いの良さから3万4000円台を早々に目指しそうな流れとなっている。株を枕に年越しというムードも出てきており、株高の流れは今しばらく続きそうな雰囲気である。