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2022/03/10

 10日の市場は日経平均が5日ぶりに大幅反発。終値は前日比972円高の2万5690円で、3日ぶりに2万5000円台を回復した。前日の米国株が原油相場の下落で大きく反発。この流れに乗って日経平均も序盤から700円近い戻りを見せていた。直近4日間で約1850円も下げていただけに戻りも急なものとなっている。一方、売り方の買い戻しが中心で上昇の持続性には疑問符も。ウクライナ情勢は今後さらに悪化する見通しで予断を許さない状況はまだ続く。

 昨日の米国市場はNY原油先物の大幅反落を受けてダウ平均は5日ぶりに大幅反発した。OPEC加盟国が一部増産に動くとの思惑が働き原油需給の逼迫が和らぐとの期待が広がった。WTIも1バレル=108ドルと大幅下落。金や小麦など他の商品相場も反落して急騰のモメンタムは目先一服した感がある。ただ、テクニカル的な反落でもあり基調的なインフレはまだ収まっていない。米国株も売り方の買い戻しが主で買い方の慎重姿勢に変化は見られない。

 さて、東京市場はようやくの反発となり目先筋の売りはひとまず一巡した格好だ。中長期的な視点からはまだ売り圧力が残っており、今後の経済へのダメージを見極めながら水準を探る流れとなるだろう。ウクライナ情勢はまだ不測の事態が起きることが予想され、この戻り(リバウンド)は手じまえるものは手じまっておくところだと思われる。