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2020/08/26

 26日の市場は日経平均が4日ぶりに小反落。終値は前日比5円安の2万3290円だった。昨日に急伸した反動や時間外取引の米株先物安を受けてマイナス圏で推移。安倍首相が28日に記者会見を開くと伝わったほか、27日〜28日には米国でジャクソンホール会議を控えており手控えムードは出やすかった。一方、円安進行が一定の下支え要因となり下げ幅も限定的となっている。

 昨日の米国市場は指数除外となった銘柄の下げを受けてダウ平均は4日ぶりに反落した。この日はダウ平均採用銘柄であるエクソンモービル、ファイザー、レイセオンが除外されると発表され揃って下落。3社の下げでダウ平均は一時200ドル以上下げる場面があった。その後は新型コロナの新しい治療法などをはやして徐々に下げ幅を縮小させている。反対にナスダック指数とS&P500種はそろって最高値を更新した。

 さて、東京市場は昨日と打って変わって商いを減らしてのおとなしい1日となってしまった。米国市場は全体としての上げ基調に変わりはないが、ダウ平均との連動性の高さから小甘い展開となっている。本日の東証1部の出来高は7.7億株で本年最低を記録。きのうの活発な商いがうそのようで、買い方としてもスタンスの維持が悩ましいところである。相場としては28日の安倍首相の会見待ちといったところもあるだろう。