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2022/04/15

 15日の市場は日経平均が3日ぶりに反落。終値は前日比78円安の2万7093円だった。米国市場でハイテク株が下げた流れから日経平均は開始早々387円安と売り込まれた。その後、1ドル=126円台半ばまで下げた円安が好感され、10時過ぎにはいったんプラス圏に顔を出す場面があったが、週末とあって買いが続かず結局は戻り売りに押されてしまった。25日移動平均線(2万7092円)辺りで伸び悩むなどここからの上値はやや重そうである。

 昨日の米国市場は長期金利の上昇を嫌気してダウ平均は反落した。序盤は好決算を発表した金融株を中心に買われて300ドル以上も値上がりする展開だったが、それ以外のセクターに買いが広がらず中頃からは徐々に軟化して行ってしまった。長期金利がじわりと上昇したことでハイテク株に売りが出てナスダック指数が大きく下落。これが投資家心理に影響を与えた面もあるようだ。米国市場は今晩からイースター(復活祭)で3連休。持ち高調整の売りも出たようだ。

 さて、東京市場は米株安が円安に勝って日経平均が反落する1日に。直近2日間で800円以上も上げていただけに目先筋の手じまい売りが出やすかったようである。好決算によって大幅高となったファーストリが日経平均の下げを緩和(1社で170円高以上稼ぐ)させていたが、アドテスト、東エレクなど他の値ガサ半導体関連株の下げが響いてしまった。