2024/03/01
本日の市場は日経平均が3日ぶりに大幅反発。終値は前日比744円高の3万9910円で3日ぶりに史上最高値を更新した。前日の米国市場で半導体・ハイテク株が上昇したことから感応度の高い日経平均が朝から一貫して上げ続ける強調展開。大引け直前には高値3万9990円(824円高)に達し4万円の大台が目前に迫る急騰劇を演じている。米国で利下げ先延ばしの見方が後退したことで外国人による先物買いが急増。日本株は再度リスクオン状態に入ってきた。昨日の米国市場はインフレ指標の落ち着きを好感してダウ平均は4日ぶりに小反発した。この日発表された1月の個人消費支出の物価指数の伸び率が事前予想より上振れしなかったことでインフレに対する過度な警戒感が和らいだ。長期金利も低下し金利に敏感なハイテク株が上昇。ナスダック指数は1%近い上げとなり2021年11月以来となる過去最高値を更新した。個別では主力ハイテク株の決算も良好で米国市場は安定した基調が続きそうである。
さて、東京市場は米国で過度なインフレ懸念が薄らいだことから急騰相場が再開。日経平均は一気に4万円に迫るバブル的相場となっている。1月4日の大発会時の安値(3万2693円)から2カ月足らずで約7300円(22%)もの上昇は日本株の劇的変化といえるだろう。ひとえに外国人からの見方(評価)が変わったこととなお続くカネあまりというのが大きい。今月もこの状態は維持されそうだ。