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2023/06/13

 13日の市場は日経平均が大幅に3日続伸。終値は前日比584円高の3万3018円で5日ぶりに年初来高値を更新した。前日の米株高を好感して朝から200円を超える上げでスタート。その後も米ハイテク株や半導体株が大きく上げたことが刺激となり一気に2万3000円台へと乗せてきた。寄り前に発表された法人企業景気予測調査が良かったこともプラスに。流れとしては3万3000円を取ったとしても完全な天井感は出てこないだろう。

 昨日の米国市場はFRBの利上げが見送られる期待感からダウ平均は5日続伸。4月28日以来の高値となった。NY連銀が発表した5月の消費調査で期待インフレ率が2年ぶりの低水準に。13日発表予定の5月の消費者物価指数も前月比で減速すると予想されており、13〜14日のFOMCでは利上げが見送られるとの見方が一段と強まった。人気の続くハイテク株にも買いが入りナスダック指数は22年4月以来の高値へ。S&P500種も22年4月以来の高値となっている。

 さて、東京市場は米株高などの支援材料があって本日は勢いを増しての続伸相場となっている。目立ったインフレ指標や米利上げ継続機運もなくほぼ満点に近い状態。過熱感は十分にあるものの買い方が買い切った感はなく、6月相場としてもう一段階上を目指せる環境にある。恐らく今月なら3万4000円手前くらいまでは行ける可能性も。ただ、そこはかなりの天井感が出てくることも予想される。